「jukugo.usr」
がない場合の読み上げ辞書の編集方法

2000年8月24日更新

 このページでは、「\Ksd\PCTalker\jukugo.usr」がない場合のPC-Talkerの読み上げ辞書の編集方法について掲載してあります。
※掲載内容は作者のパソコン環境においてのものです。また、掲載内容通りに操作をおこなって生じたあらゆる事項において作者は一切責任を負わないものとします。


 さて、PC-Talkerの読み上げを変更するには、以下のフォルダ内にある「Jukugo.txt」というテキストファイルを編集します。

PC-9821シリーズの場合
a:\Ksd\PCTalker\Jukugo.txt を編集します。

DOS/Vパソコンの場合
c:\Ksd\PCTalker\Jukugo.txt を編集します。

※編集前に「Jukugo.txt」のバックアップをとっておくことをおすすめします。
※「Jukugo.txt」を開くと文頭から何行かにわたって読み上げ辞書を編集する際のきまりが記述されています。このきまりは重要ですので、読み上げ辞書を編集するならぜひ覚えておきましょう。

 さて、この「Jukugo.txt」を編集する方法ですが、ここではテキストソートソフトと、ワードパットを使っての編集方法を紹介します。
まずはテキストソートソフトの「SSORT32」を用意して下さい。

◆ 以下から、SSORT32(ssrt3213.lzh 204KB)のダウンロードを実行できます。
 SSORT32 をダウンロード 
↑http://lumo21.net/soft/text-dl/ssrt3213.lzh

 このソフトはインストールは必要ありません。ダウンロードした「ssrt3213.lzh」を解凍ソフトで「フォルダ付き解凍」するか、任意のフォルダに解凍するなどして下さい。

 解凍ソフトを持っていない方や解凍方法がよく分からないという方は、解凍専用ソフトの「解凍レンジ」の入手と使用法などについて、以下の私のページに掲載してありますので参考にしてみて下さい。
 解凍レンジ の入手と使用法 
↑http://lumo21.net/soft/lzh-dl/c_range.htm

 解凍が終わったらあとは「Ssort32.exe」へのショートカットを作成しデスクトップなどに置いておけばそのショートカットを実行することでSSORT32を簡単に起動できます。
また、「Ssort32.exe」へのショートカットを作成して「送る」メニューに登録しておくと後で簡単にソートができます。

 さてここで簡単に読み上げ辞書の編集の流れについて説明します。
(1)
 読み上げ辞書に登録したい熟語と読みをきまりに従って記述したテキストファイルをあらかじめ作成しておく。

(2)
 (1)で作成したファイルの内容をコピーし、「Jukugo.txt」に貼りつけて上書き保存する。用意していない場合は、きまりに従って熟語と読みを直接記述し上書き保存する。

(3) (2)のファイルをソートし、ソート結果を「Jukugo.txt」に上書き保存する。

とまあこのような流れになります。

 それでは読み上げ辞書を編集してみましょう。

まずはワードパットを起動して「Jukugo.txt」を開きます。「Jukugo.txt」の場所は先に述べた通りです。

ここでは例として手を加えていない「Jukugo.txt」に以下の3件の熟語の読み上げを登録してみます。登録前の読み上げはそれぞれ以下のようになっています。

音声音程を「オンセイオンホド」と読んでしまう。
作業行程を「サギョーギョーホド」と読んでしまう。
面白半分を「メンシロハンブン」と読んでしまう。

以上の3件の熟語の読み上げは正しくは以下のように読み上げなければなりません。
そこできまりに従って熟語と読みのデータを用意します。用意するデータは以下の3行になります。
※以下の読みはあくまで私の考えです。また、以下の読みの部分は文字化けを防ぐために全角カタカナにしてありますが、実際に「Jukugo.txt」に登録する際には半角カタカナで記述して構いません。

音声音程,オンセイオンテイ
作業行程,サギョーコーテー
面白半分,オモシロハンブン

 さて、上記の3行を記述したテキストファイルをあらかじめ作成しておき、3行まとめてコピーして「Jukugo.txt」の最終行に貼りつけて上書き保存するか、あるいは最終行に直接記述して上書き保存して下さい。
※登録したい熟語と読みのデータは、最終行に貼りつけ、または記述しなくても別に構いません。ここでは例として最終行に貼りつけ、または記述するとしたまでです。

 さて、上記の方法で「Jukugo.txt」に熟語と読みのデータを追加し上書き保存したら、いったん「Jukugo.txt」を閉じて下さい。

 さて、熟語,読みのデータを必ずコード基準に並べなければなりません。というわけで先ほどダウンロードした「SSORT32」の出番です。
ここではソート方法を以下に2つ説明します。

方法1
 SSORT32を起動すると直後に、

「実行の 選択 昇順ソート」

と音声が聞こえます。その後プルダウンメニューの「オープン」から「Jukugo.txt」を開きます。
その後エンターキーを押すと、

「SSORT32のメッセージ Finish! エンターは OK 」

と音声が聞こえます。その後エンターキーを押すと直後に、

「実行の 選択 昇順ソート」

と音声が聞こえます。これでソートが終わり、ソート結果はクリップボードに保存されています。
これでSSORT32の出番は終了ですので閉じて下さい。


方法2
 「Ssort32.exe」へのショートカットを作成して「送る」メニューに登録しておいたなら、マイ コンピュータなどで「Jukugo.txt」を選択し「送る」メニューの「Ssort32.exe」へ送ります。
すると直後に、

「実行の 選択 昇順ソート」

と音声が聞こえます。その後エンターキーを押すと、

「SSORT32のメッセージ Finish! エンターは OK 」

と音声が聞こえます。その後エンターキーを押すと直後に、

「実行の 選択 昇順ソート」

と音声が聞こえます。これでソートが終わり、ソート結果はクリップボードに保存されています。
これでSSORT32の出番は終了ですので閉じて下さい。

 さて、ソートが終わったら次はワードパットを起動し「貼りつけ」を実行して下さい。これで先ほどクリップボードに保存されていたソート結果が表示されたはずです。
それから改行だけの行が最終行にあるか確認して下さい。もしなければ改行を入れて下さい。これは読み上げ辞書を編集する際のきまりの1つに「最終行は、必ず改行して終わって下さい。」とあるからです。
次にこのファイルを「名前をつけて保存」にて「Jukugo.txt」に上書き保存して下さい。
これでPC-Talkerの読み上げ辞書の編集は終了です。次回起動時より
音声音程を「オンセイオンテイ」と、
作業行程を「サギョーコーテー」と、
面白半分を「オモシロハンブン」と読み上げるようになります。


※ここに掲載した編集方法にて読み上げ辞書を編集した場合、「Jukugo.txt」の文頭から何行かにわたって編集上のきまりごとが記述されていますが、これらの記述の順番が変わってしまいますが読み上げには影響はありません。
これはソートを実行する際に本来ソートをする必要のない文頭もソートしたからです。このようになるのが嫌な方は、ソートをする前のファイルを文頭の部分だけのファイルと熟語と読みの部分だけのファイルに分け、それから熟語と読みの部分だけのファイルをソートしその結果をワードパットで開いた文頭の部分だけのファイルの最終行に貼りつけて下さい。
それから改行だけの行が最終行にあるか確認して下さい。もしなければ改行を入れて下さい。次にこのファイルを「名前をつけて保存」にて「Jukugo.txt」に上書き保存して下さい。

※ここでは \Ksd\PCTalker\Jukugo.txt に直接手を加える編集方法を紹介しましたが、他のフォルダに「Jukugo.txt」をコピーしたものを貼りつけ、その「Jukugo.txt」を編集し、編集が終了してからそのファイルを \Ksd\PCTalker\Jukugo.txt に上書き保存するなどしても構いません
自分にあった編集方法をみつけましょう。
※誤った編集を行うと読み上げがおかしくなるので注意して下さい。但し、誤った編集箇所を修正して上書き保存をすれば、次回起動時より正常な読み上げに戻ります。



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